双条光華のエンタメ一刀両断!でタグ「橋爪遼」が付けられているもの

「勇気…予測不能の脱出!」

 相変わらず、重い物語が展開しているが、空回りしている印象が強い。

 竹虎(小池徹平)とリカ(末永遥)は芸能事務所の男たちによって、樹海に埋められてしまうが、いとも簡単に地上に出てきてしまう。まさに、裏で操っていた落合(橋爪遼)が言ったとおりで、殺してから埋めるとか、海に沈めるとか、もっと確実な方法をとるべきではないか。物語の展開上、二人が助からないといけないのは分かるが……

 子どもの頃のリカが母親(春木みさよ)にフォークを突きつけて以来、母親はリカを恐れ、無視し続けてきたという設定も、非常に浅薄な気がする。きっかけとしては考えられなくもないが、親子関係を元に戻す方法はいくらでもあっただろうに。そのため、本来であれば感動的であるはずの母娘の和解シーンでもカタルシスは得られなかった、作品にネタを詰め込みすぎた結果、それぞれが薄っぺらくなってしまったのではないだろうか。

 この作品の本当の物語は、落合と竹虎やさくら(真矢みき)の対決である。今回の終盤で、落合は竹虎に「本当の恐怖はこれからだよ」と言い放った。落合は何を企んでいるのか、落合がこれほどまでに力持っているのはなぜなのか、フィナーレに向けて動き出した物語最大の事件がどう描かれるのか期待したい。

 あまりしっかりと見ていないので、前回は気づかなかったが、へルタースケルターの副ヘッドで裏切りモノの五十嵐は桐山漣が演じてたのか。かわいらしい役が多かったような気がするが、悪役(?)も結構ハマってたなぁ。

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「英語対決!勝負だバカ6人」

 今回の中心は、英語。洋楽を使って英語に慣れる、というのもやはり、すでに広く実践されている内容で、これといった新奇さはなかった。

 このドラマで描かれる勉強法というのは、基本的にすでに提唱され、認められているものを少しアレンジし、誇張したにすぎないような気がする。もちろん、勉強法だけがドラマの魅力ではないので、全体を否定することはできないが、革新的な勉強法を期待していただけに、物足りない感じがしてしまう。すでに有効的な勉強法というのは出尽くしてしまったということかもしれない。それだけ、受験ということが一般的であるのだろう。

 なお、今回、東大英語の自由英作文は減点法で採点されるということが説明されたが、これは東大に限ったことではなく、ほとんどの場合、自由英作文は減点法による採点である。だから、曲がりなりにも高校の英語教師として働いている真々子(長谷川京子)が東大の問題を見て、減点法であると気付かなかったというのは違和感がある。龍山高校は大学受験をする生徒自体が少ないということだろうか。確かに、自由英作文が出題されるのは国立大学や、上位クラスの私立大学であることを考えると、彼女が知らなくても当然なのかもしれない。

 ちなみに、自由英作文に限らず、国語・社会・理科の記述・論述問題や小論文なども基本的に減点法で採点される(問題によって、必須事項が設定されている場合が多いが)。自由英作文で簡明な構成、容易な単語、短い文を心がけることは基本であるし、それは論述や小論文などでも同様だ。どれだけ丁寧に細かく書こうとも、必要最低限のことしか書いていない答案より高得点になることはない。むしろ、余分な部分に間違いがあれば、そこで減点されてしまう。減点される可能性を減らすためには、無駄なことを書かないに限る。

 そういう、受験の基本とも言える知識を身につけることは、受験体制に入る第一歩である。受験勉強(特に大学受験)は志望校に合わせた勉強が不可欠であるから、まずはじめに志望校の傾向を抑えなくてはならない。東大に受かった人が早稲田に落ちるなどということがざらにあるのは、早稲田向けの勉強をしていなかったというだけのことで、東大に偶然受かったということではないし、ましてや東大よりも早稲田の方が難しいというわけでもない(問題にもよるし、個人的な感じ方にもよるが)。

 だから、今回、特進クラスの矢島(山下智久)・水野(長澤まさみ)・緒方(小池徹平)・香坂(新垣結衣)・小林(サエコ)・奥野(中尾明慶)が、龍山一の優等生で、帰国子女の栗山祥太(橋爪遼)よりも高得点をとったのは当然と言える。桜木(阿部寛)が言ったように、情報は力なのだ。こと受験に関しては、情報の力は大きい。だから、多くの受験生は、膨大な情報を持っている大手予備校に通うのである。

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