双条光華のエンタメ一刀両断!でタグ「上原多香子」が付けられているもの

前回の記事の補足

 本題に行く前に、「KAT-TUN赤西仁と上原多香子の熱愛報道を考える」の補足を少し。

 私が書いた文章の中では、ジャニーズのリークである可能性が高いということを書いたが、なぜリークしたかについてはあまり丁寧に考えていなかった。赤西&上原のカップルを別れさせ、赤西にお灸を据えるのが目的ではないかと書いたものの、他の理由も考えられるので、一応書いておこう(以下、ジャニーズのリークであるということを前提にしている)。

 まず、赤西と他の女性との交際の噂を消す目的が考えられる。以前、赤西&亀梨がともに蒼井そらと交際している(いた)という噂が流れたが、これはすでに蒼井自身によって否定されている(彼女のブログ参照)。なので、この理由はあまり考えられないように思う。

 次に、何かジャニーズがらみのスキャンダルが存在し、それを隠蔽するためのバーターとして今回の報道が行われたという可能性もある。この可能性に関しては、否定も肯定も出来ない。ただ、今回の『FRIDAY』の記事はジャニーズ寄りである印象を受けたので、バーターとして成立していたのか、という疑問はある(とはいえ、人気の高い赤西のスキャンダルなので、たとえジャニーズの意向を汲んでいても、講談社側にとってプラス面はあるだろう)。

 とりあえず、考えられるのはこのぐらいだろうか。はっきりとしたことは分からないが、バーターであったとしても、赤西にお灸を据えるという目的は存在しているような気がする。その理由については、以下の本題で。

KAT-TUNの今

 さて、ここからが本題である。先日書いた「KAT-TUN赤西仁と上原多香子の熱愛報道を考える」はファンの方にも意外と好意的に受け取られたようで、いくつかのブログや掲示板などでご紹介いただいた。嬉しいことである。

 それはともかく、それらのブログや掲示板を含め、複数のファンの方の考えを見てみたのだが、それらを読んでいて考えたことがあるので、書いておこうと思う。

 ファンの方の意見の中で散見されたのは、「最近の赤西くんは手を抜いている」というような内容であった。ファンというのは、盲目的であるようでいて意外と厳しい目をもっている。それは、これからも活躍してほしいという願いもあるし、長期間見ているだけに、その変化に気付きやすいということもあるだろう。

 とはいえ、ファンであれば、ある程度は目をつむるということも多いと思う。厳しいながらも、一方で寛大な面もあるわけだが、そういうファンからの苦言が出るということは、目に余るものなのだろう。

 一方で、亀梨和也に対してはしっかりとがんばっているという意見が多いようであった。残りのメンバーについても、ドラマなどで大きくクローズアップされるということはあまりないが、地道にがんばっているようである。だからこそ、赤西の行動が目に付くのだろう。それにしても、デビュー前から昔の方が良かったと言われてしまうのは問題である。

タレントと人気

 タレントの人気というのは、そのタレント自身の魅力によるものである。それは確かにそうだ。だが、それだけではない。特に、初期の段階では、タレント自身の魅力以上に、事務所の力や、ドラマで演じた役、あるいは持ち歌などのように外因的なものによる場合が多い。

 特にジャニーズのタレント場合、ジャニーズ事務所自体が圧倒的なブランド力を持っているため、外因的な要素が強いと言える。ジャニーズからデビューしていれば売れただろうに、というタレントがいることも事実だ。だがそれは仕方のないことなので、ここでとやかく言うつもりはない。

 問題なのは、人気の出はじめたタレントが、その人気を完全に自分の魅力によるものだと勘違いしてしまう場合である。もちろん、タレント自身の魅力もあるのだが、それ以外の要素もあるということをタレント自身が見失ってしまうと、何らかの問題を起こす場合がある。

 たとえば、ホリプロの大森玲子、アップフロントエージェンシーのユウキ(EE JUMP)、そしてジャニーズで言えば森寛貴(NEWS)らである。彼らは自身の人気が100%自分に起因していると勘違いしてしまった結果、問題を起こし、場合によっては芸能界からの引退を余儀なくされた。

 そしてジャニーズには、このような問題を起こすタレント(「勘違いタレント」とでも呼ぼう)が多い。もちろん、所属タレントの絶対数も多いし、その年齢が低く、また年齢が低い内から第一線で衆目を浴びるという理由もあるだろう。しかし、事務所のタレント育成に問題があるとも言えるのではないだろうか。ここでは、この問題について取り上げるのが目的でないので、これ以上は書かないが、「勘違いタレント」を生み出さないような努力をしてほしいものだ。

 さて、話を戻そう。初期の段階でのタレントの人気というのは、言ってみれば「虚飾の人気」である。それを「本当の人気」に変えることができるかどうかは、そのタレント自身にかかっている。ここで「本当の人気」へと辿りつけたタレントが生き残れるのである(いつまで生き残れるかはまた別の問題)。

 KAT-TUNも人気があるとはいえ、まだ「虚飾の人気」の段階であろう。すなわち、今がもっとも大事な時期であり、また転換期でもある。ここにおいて、おそらく赤西は「虚飾の人気」を「本当の人気」と勘違いしているのではないだろうか。そのため、手抜きのようなことをしてしまったのではないだろうか。

KAT-TUNの今後

 KAT-TUNがKAT-TUNとしてデビューするためには、各メンバーが自身、自分の人気が「虚飾の人気」であるということに気付き、仕事に対して真摯な態度で臨まなくてはならない。「虚飾の人気」に溺れることなく、華々しい活動の裏で地道な努力を続けていけば、必ず「本当の人気」を勝ち取ることができるだろう。

 KAT-TUNに対しては、周囲の(特に事務所の)期待が大きいだけに、プレッシャーも大きいだろうし、特別扱いされているという面もあるのかもしれない。そのため、自分たちの人気を過大評価してしまうのも仕方ないだろうし、事実、彼ら自身の魅力は非常に高い。

 だが、彼らがいかに魅力的であっても、また、いくら事務所の力が強いとはいっても、それだけでいつまでも人気を保てるほど芸能界は甘くない。次から次に新しいタレントが生まれてくる現在の芸能界の中で、安定した人気を得るためには、常に進歩していなくてはいけない。

 そのためには影での努力も必要だろう。もちろん仕事をきちんとやることは当然のことであるし、プライベートを制限されることもあるだろう。そのようなことを受け入れられないのであれば、いくら魅力があろうとも風当たりが強くなる。魅力があるからこそ、せっかくのその魅力を失わないために努力してほしい。

 赤西をはじめKAT-TUNのメンバー、さらにはジャニーズのタレントには今回の報道を機に、仕事というものをもう一度考えなおしてほしい。初心忘れるべからずというが、仕事に対してかつてのように(「お客様は神サマー」の頃は良かったという意見があった)真剣に向かうことが出来た時こそ、KAT-TUN躍進の時であり、デビューの時になるに違いない。大きな転換期にある今、彼らがどう考え、どう行動するかによって、今後の展開は大きく変わる可能性がある。彼らにとっても、またファンにとっても良い展開になるようにがんばってほしい。

 本日11日発売の写真週刊誌『FRIDAY』にKAT-TUNの赤西仁と上原多香子のデート写真が掲載された。ということなので、2日続けて書いたジャニーズのWeb戦略に関する記事は一休みして、この件について見ていこうと思う。

 ジャニーズの人気グループ、KAT-TUNの赤西仁(21)と、元SPEEDの上原多香子(22)のラブラブデートが11日発売の写真週刊誌「フライデー」で報じられている。巻頭5ページにわたって、上原が赤西の肩にほおをうずめる姿などが激写されている。

 同誌によると、赤西は10月下旬、上原が待つ東京・渋谷区内のレストランにスクーターで登場。4時間近く夕食デートを堪能した後、いったん別れたが、上原のマンションに再び赤西がスクーターで現れた。その翌日も、赤西が"愛の巣"を訪れたという。

 8月にも赤西のスクーターが、上原のマンションで目撃されており、交際は数カ月前からと思われるが、最近になって、2人が破局したとの説も浮上。赤西の所属事務所は「もうすでに別れたという報告を受けております」とコメント。果たして2人の愛の行方は!?

『FRIDAY』の記事を読む

 掲載されたのは、赤西と上原がレストランでの深夜デートを終えて別れる場面の写真と、顔を隠した赤西が上原のマンションを訪れた際の写真。特に前者は、二人が名残惜しそうに抱き合っている写真で、ファンにとっては衝撃的だったかもしれない。だが、ネット上でざっと調べた感じでは、意外と落ち着いているファンも多いようだった。以前から噂されていたためかもしれない。

 さて、ここで考えてみたいのは、この記事が本当のスクープなのか、あるいはどちらかの事務所の意を汲んだ記事なのかということである。

 それを考えるために、とりあえず、記事中に見られる宣伝ポイントをチェックしておこう。今回の記事中には、宣伝とみなせる内容が3つあった。

 赤西側の宣伝となるのは、「KAT-TUN Live 海賊帆」についてと、11/15から始まるバレーボール「ワールドグランドチャンピオンズカップ2005(以下グラチャン)」についてだ(「グラチャン」を盛り上げるために、KAT-TUNが応援プロデューサーに就任している)。ちなみに、この2点以外に「ごくせん2005」についても触れているが、先日発売されたDVD-BOXに関する記述はないので、宣伝とはいえないだろう。

 一方、上原側にでは、11/03から11/27まで上演される舞台「リトルショップ・オブ・ホラーズ」について触れられている。これ以外には、宣伝といえそうなものは見当たらない。

 宣伝目的であるとすれば、「グラチャン」か「リトルショップ・オブ・ホラーズ」ということになるだろう。

スポーツ紙の記事を読む

 続いて、『FRIDAY』の記事に対する各スポーツ紙の扱いを見ていこう。

 すでに、中日スポーツの記事を引用したが、どのスポーツ紙もほとんど同内容である。ただ、中日・日刊・報知の3紙がジャニーズ側のコメントしか載せていないのに対し、スポニチ・サンスポ・ZAKZAK(夕刊フジ)の3紙は上原の所属事務所であるヴィジョンファクトリーのコメントも掲載している。

 同誌によると、2人は10月下旬の深夜、都内のレストランで食事。別れ際に抱き合うなど、仲むつまじいしぐさを見せたという。上原の自宅マンションを赤西が訪れた際の様子も報じられている。赤西の所属事務所は「既にお別れしたと聞いている」と説明。上原の事務所は「もともと交際している事実はないと認識している」とした。

 ジャニーズの6人組グループ「KAT-TUN」の赤西仁(21)と元SPEEDの上原多香子(22)=写真=のお忍びデートを、11日発売の週刊誌「フライデー」が報じている。しかし、双方の所属事務所は"破局"を強調し、即攻の火消しだ。

 同誌には、2人が先月下旬の深夜、都内の中華料理店で食事を済ませ店の外で体を寄せ合う姿が激写された。

 しかし、複数のスポーツ紙は「すでに2人は別れたとの報告を受けています」(赤西の所属事務所)、「ノーコメント」(上原の事務所)などと、火消しに躍起のようすを伝えた。

 スポニチは上記のようにヴィジョン側の「もともと交際している事実はないと認識している」というコメントを掲載しているが、サンスポ・ZAKZAKはノーコメントであると報じている。

スポーツ紙の報道はどこから?

 各紙の記事においてジャニーズ側のコメントが中心になっているのを見ても、スポーツ紙がいかにジャニーズ寄りかが分かるが、それは今に始まったことではないので、今回はそれほど重要ではない。

 ここで考えておきたいのは、これらの破局報道は『FRIDAY』のスクープによる影響を抑えるためのジャニーズ側の策なのか、それとも、『FRIDAY』の記事自体がすでにジャニーズ側のリークなのかという点だ。なお、スポーツ紙の記事がヴィジョン側の策という可能性もあるが、6紙中3紙がヴィジョン側のコメントを掲載していない点および、残りのうちの2紙が「ノーコメント」としている点から考えて、その可能性は低いと思う。

ジャニーズのリーク?

 上に書いた疑問の答えについては、私の憶測なってしまうが、どうも、今回の一件は完全にジャニーズが仕組んだものであるような気がするのだ。そう思う理由と、ではなぜジャニーズがリークしたかについて書いておく。

 まず、「グラチャン」開幕の直前という絶妙なタイミングである点から、その宣伝目的であったと考えられる。だが、これはそれほど大きな理由ではない。すでに、このようなスクープを掲載させるという考えがあって、ちょうど宣伝になるタイミングが来たので、掲載させたという感じではないだろうか。

 では、このようなスクープをリークした最も大きな理由は何かというと、それは赤西と上原を別れさせることである。以前より交際を続けていた二人を別れさせるために、ジャニーズが仕組んだのではないだろうか。赤西に灸を据えるとともに、ファンに対しては別れたことをアピールする。これが真の目的であるように思えるのだ。

 繰り返しになるが、スポーツ紙に掲載された双方の事務所のコメントをみると、ヴィジョン側には焦りが見える。抱き合っている写真が掲載されているのに、「もともと交際している事実はないと認識している」とは何とも白々しい。また、「ノーコメント」というのも交際報道の火消しには何の役にも立たない。これらのコメントから察するに、ヴィジョン側は事前に二人の交際に気付いていなかったか、気付いていたとしても、スクープされるとは思っていなかったために、虚を衝かれてうろたえたのではないだろうか。

 一方のジャニーズ側は明解で、全てにおいて「すでに別れた」というコメントが掲載されている。もちろん、急遽コメントを考えたのかもしれない。しかし、当の『FRIDDAY』も「芸能プロ関係者」の言葉として、二人の破局をほのめかす内容を書いていることを考えると、はじめから、破局を伝えるための報道だったのではないかと思えるのである。

まとめ

 すでに述べたように、私は『FRIDAY』の交際報道に始まる一連の報道がジャニーズの意を汲んだもの(リーク)なのではないかと思う。その目的は、以前より交際を続けていた赤西と上原を別れさせ、赤西に反省を促すとともに、ファンに向けては交際を解消したことをアピールすることだと考えられる。さらに言えば、『FRIDAY』のトップ記事に扱われれば、タレントとしての箔が付くし、知名度も上がるだろう。

 この程度の報道で、赤西の人気が失速するとは思えない。芽は早いうちに摘めということで、デビュー前に芸能界の厳しさを身を持って実感させておこうという事務所の意志があったのではなかろうか。人気絶頂の今、あえてスキャンダルを報じさせることで、一番の稼ぎ頭となりうるKAT-TUNが、今後問題を起こさないように教育したのではなかろうか。

 タレントとしての自覚を持つことは大切だと思う。しかし、プライベートな部分に事務所がどこまで口を出すかというのは大変難しい問題だ。だから、良いとも悪いとも言えないが、ジャニーズ事務所はタレントのプライベートにまで強く干渉する事務所であるということはいえるだろう。それだけタレントの将来を考えていると見るべきか、それだけ金儲けに走っていると見るべきか。それは、人それぞれの見方によるとしか言えない。

(2005/11/12、一部修正しました)

※以上の記事は、各種報道を基にしたひとつの解釈です。真実であるという保証はありません。

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